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2021年6月26日土曜日

賃貸経営は戦略的に

 不動産投資・賃貸経営で失敗しない為に、「目的」「目標」が大切です。そして更にその「目的」「目標」の達成のためには、正しい「戦略」が必要になります。


では「正しい戦略」とは何か?

不動産投資・賃貸経営の戦略は1つではなく、様々な切り口で色々な戦略を考え、実行していく必要があります。大きくは以下のような戦略項目があるのではないでしょうか。


1.入口戦略(物件購入)

2.管理運営

3.空室対策

4.税金対策

5.出口戦略(物件売却・相続・事業承継など)


各項目の詳細(戦術)については今後順番にお話させて頂くとして、ここでは簡単に概要を少し。

1.入口戦略(物件購入)

不動産投資・賃貸経営の全体を通して、非常に重要な項目になるのが、物件購入の戦略です。ここを間違えると後で取り返しがつかなくなる事もあります。不動産は立地が大きなウェイトを占めます。また融資戦略も含んおり、購入後の運営コスト、客付け、税金、そして最終は出口戦略など、すべての戦略に影響を及ぼしますので「目的」「目標」にあった物件選びが大切です。

2.管理運営

続いて管理運営です。ここは管理会社に管理委託することを念頭におかれた方がよいでしょう。何故なら「餅は餅屋」なのです。その上でオーナー様の「目的」「目標」を達成することを使命としてくれる、優秀な管理会社を探しましょう。

3.空室対策

空室対策については、全不動産オーナー様、管理会社の永遠の課題でもあります。一旦埋まれば対策は終わり、ではありません。また流行やニーズは刻々と変化していきますので、変化に対応できる柔軟さや投資概念をもつことが必要です。

4.税金対策

不動産オーナー様の最大の課題は税金といっても良いくらいです。ただ税金に関しては、過度に節税ばかりを考えるのではなく、必要なものは納めつつ、制度をうまく使って節税するという考え方が大切です。また税理士先生との付き合い方も、物件の収支を大きく左右しますので、ここも抑えるべきポイントとなります。

5.出口戦略

最後に出口戦略ですが、売却する、相続する、承継する、建て替えるなど色々な方向があります。とにかく出口戦略は物件購入から管理運営、空室対策など、最初から行ってきた戦略の集大成になります。行ってきた戦略がうまくいっていないと、最後の出口戦略もうまくいかないことが多いです。

 

不動産投資・賃貸経営では、これら各切り口において、最初に設定した「目的」「目標」の達成につながるよう「正しい戦略」を立て、実行していくことが大切です。


また以前にもお伝えしたように、不動産投資・賃貸経営においても社会のニーズが多様化しており、問題課題も複雑化していますので、それらに柔軟に対応できる優秀なパートナーとなる管理会社や不動産コンサルティング会社、士業の先生方、専門家とタッグを組むことも必要不可欠になるでしょう。

不動産投資は決して「買って終わり」ではありません。むしろその先の運営の方が非常に大切です。

各戦略項目の詳細(戦術)については、今後順番にお話させて頂ければと思います。

続く