芦屋資産塾のブログでは【失敗しない不動産投資・賃貸経営】と題して、不動産投資・賃貸経営の原理原則を連載形式でお伝えしていきたいと思います。
【不動産投資・賃貸経営の考え方①】
はじめは不動産投資・賃貸経営の成功において重要なポイントになる「考え方」についてです。
数ある資産形成の中でも不動産投資は比較的低いリスクで安定的な収入の得られる人気の投資です。
ただ多くの方はまだまだ、
「不動産投資=儲かる投資」「賃貸経営=不労所得」
などと思われている傾向があります。
実際にご相談をお受けしてお話をしますと、とにかく「儲けたい」、出来れば「はやく今の仕事をリタイアしたい」とか、「楽に稼ぎたい」という願望を持たれている方も多いです。
これは確かに不可能なお話ではありません。ただ今の時代はその願望を叶えるまでの時間のかかり方、取り組み方が、一昔前よりも難しく、厳しくなっています。
バブルの時(私は経験しておりませんが・・)のように不動産を買って売ってしたら短期的に差益が出て「なんかわからんけどめっちゃ儲かった」、というような時代もありました。しかし今はそのような時代ではなくなっています。もちろん物件単体や立地によってはそういった現象もありますが、狙って売却益を取りにいくには専門的な知識や経験、人脈が必要です。
また、「人口が増えていて賃貸物件の需給バランスで需要の方が多い時」は、建物を建てれば空室は埋まりどんどん家賃が入ってくる、という流れになるので「不労所得」というイメージが強かったかも知れません。
ただ今の時代は人口減少、物件多数の需給バランスが崩れている状況のため、単に建物を建てても、工夫や労力をかけて空室を埋めていく必要があります。また入居者や建物など賃貸経営における問題や課題も多種多様化してきている為、賃貸経営自体が一筋縄ではいかなくなっています。
こういった賃貸経営が非常に難しく複雑になった今の時代に不動産投資・賃貸経営をされる方に、是非ともご理解頂きたいのが、賃貸経営は文字通り「経営」であるという事です。
この考え方は非常に重要なので、私どもご相談者様には必ず心構えとして、
「不動産投資をするという事は自らは経営者になるという事です」
と、お伝えしております。
経営者になったら最初から不労で稼ぐことは難しいですよね。
そう。経営者であれば、事業を成功させて稼げるようになるためには、脳に額に汗かく必要があるという事。不動産投資・賃貸経営は不労所得ではないという事です。
次回以降はもう少し掘り下げて、この「考え方」のお話を続けていきたいと思います。
続く